正しい姿勢は学習から
人間はほかの動物と違って姿勢が崩れやすいと言う特徴があり
ます。人間以外の動物であれば、生まれてしばらくすると、
四足歩行ができるわけで、これは生まれつき持っている能力です。
ところが、人間の場合の二足歩行は先天的能力ではないのです。
直立するための学習をするわけです。この学習は主に子供時代
になされますが、大人になっても姿勢が悪くなるのは学習が
衰えた結果と考えていいでしょう。
現代人は姿勢が悪いとよく聞きますが、これは生活の中で直立姿勢
を維持する事が少なくなったためです。座ったままとか、寝転ぶ
ことから、学習の時間が少なくなったからです。 直立し続けるため
に大事なことは、重力にうち勝つ力ですが、人間は重力から身体を
支えるため、バランスをとろうとします。ですが、姿勢が悪いと、
このバランスが崩れ、身体の一部に負担がかかるのです。
たとえば、猫背は首の骨が前方にでていることになりますし、テコ
のバランスが崩れると、肩こりがおこりやすくなります。姿勢が
悪いと、内臓の機能も低下します。特に、特に呼吸器系、循環系に
影響します。呼吸は肋骨で囲まれた空間である胸郭が大きくなったり
小さくなったりする事で行われます。つまり、胸郭がポンプのよう
に機能しているのです。この胸郭の運動が正しく行われるためには、
肋骨や横隔膜や腹筋が正しく働かなければ、無理です。
姿勢が悪くなると、肋骨や筋肉が正しく働かなくなりますので、呼吸
の能率が衰えます。それによって、血液の流れも悪くなり、全身の臓器
への栄養が低下しますので、内臓機能が低下してしまうのです。
猫背だと侮っていると、心臓、肺、気管支などの機能障害をおこすこと
さえあるのです。日ごろ心がけて、よい姿勢を保つようにしましょう。
それは、腹筋をいつも意識することが始まりです。
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